部門紹介 -リハビリテーション科-

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リハビリテーション科の理念

患者さんに学び、寄り添い、信頼されるリハビリテーションを提供します。
~患者さんとご家族様の笑顔のために~

リハビリテーション科のモットー

『目配り』『気配り』『心配り』

リハビリテーション科スタッフ紹介

  • 整形外科部長兼リハビリテーション科長:1名
  • 理学療法士:15名
  • 作業療法士:2名
  • 言語聴覚士:2名
  • 事務:1名
合計21名(2020.7月現在)

認定資格等

  • ・認定理学療法士(管理・運営) 1名
  • ・3学会合同呼吸療法認定士 2名
  • ・呼吸ケア指導士 1名
  • ・茨城県アスレティックトレーナー(IBAT) 2名
  • ・リンパ浮腫セラピスト 2名
  • ・福祉住環境コーディネーター2級 3名
  • ・茨城県介護予防リハビリ専門職指導者 3名
  • ・介護予防推進リーダー 6名
  • ・地域包括ケア推進リーダー 6名
  • ・日本理学療法士協会指定管理者(上級) 1名
  • ・日本理学療法士協会指定管理者(初級) 1名

施設基準

  • ・脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅱ)
  • ・運動器リハビリテーション料(Ⅰ)
  • ・呼吸器リハビリテーション料(Ⅰ)
  • ・廃用症候群リハビリテーション料(Ⅱ)
  • ・がん患者リハビリテーション料

各療法の特徴について

理学療法

理学療法士(PT)とは、運動機能が低下した状態にある人、または障害の発生が予測される人に対して、運動療法や物理療法を通して、起き上がりや立ち上がり、歩くといった基本的動作や日常生活動作能力の向上を図る専門職です。基本的動作や日常生活動作を改善する為の運動や指導に加え、社会生活を送る上で必要な福祉用具の選定や環境調整について支援します。患者さんが希望する退院後の生活に向けて、一人一人に合ったプログラムを考えて実施しています。

当院では、病気や怪我の術前・術後や治療初期から早期介入することにより、機能回復はもちろん、入院生活による筋力低下や関節拘縮等の廃用症候群の予防を図り、ADL(日常生活動作)やQOL(生活の質)の向上も目標として実施しています。また、急性期リハビリテーションの役割以外にも外来リハビリや、地域包括ケア病棟や緩和ケア病棟においては回復期から維持期段階の患者さんに対してもリハビリテーションを提供しています。

作業療法

作業療法士(OT)とは、ケガや病気などで身体または精神に障がいを受けた、あるいはそれが予測される方に対して、その方に適した日常生活が送れる様、患者様にとって意味のある作業活動や、日常生活動作(食事・整容・更衣・トイレ 他)などを介入内容に取り入れ、生活の質の向上を目指す専門職です。

当院では、主に脳外科・整形外科疾患の患者様を対象に、上肢機能練習や日常生活動作練習を実施し、退院先に合わせたリハビリテーションを考え提供しております。

言語聴覚療法

言語聴覚士(ST)とは、言語や発声、認知などの問題によりコミュニケーションに支障がある方、食べたり飲んだりすることが難しい方に対して、患者様一人ひとりに合わせたリハビリテーションを提供し、その人らしい生活が送れるようにサポートする専門職です。

当院では、脳血管疾患により言葉が出てこない、呂律が回らないなどの症状の方に対して言語練習や発声練習などを行い、退院後の生活を想定したコミュニケーション方法を支援しています。また、飲み込みが難しくなった方に対して評価を行い、医師・看護師・栄養士など他職種と連携して適切な食事内容を提供しています。

リハビリテーション科勉強会

年6回 リスクマネジメント研修

  • ・医療安全と質の管理
  • ・感染対策
  • ・危険予知トレーニング(KYT)
  • ・BLS講習(救急委員会指導のもと実施)
  • ・災害時、急変時の対応
  • ・接遇

年5回 教育委員による勉強会

  • ・高次脳機能障害について(失語・注意障害)
  • ・心電図の見方について
  • ・脳卒中の薬剤使用者に対してのリスク管理
  • ・脳画像の見方について
  • ・嚥下障害とポジショニング

院内活動(研修会講師)

がん患者サロン

当院はがん診療連携拠点病院に指定され、2017年7月より県庁との合同事業(委託事業)として、がん患者療養生活支援事業を多職種で計画し、実施しています。リハビリテーション科では理学療法士、作業療法士、言語聴覚士が専門性を活かしたテーマを考案し、がんを経験した地域の皆様の社会参加をお手伝いしています。

理学療法士:
暮らしの中に運動習慣を取りいれよう!~いつまでも自分の足で歩くために~

作業療法士:
日常生活での気づき、フレイルについて
言語聴覚士:
食べやすい食事を知ろう!

がん関連研修会

地域の医療従事者向けに、がんに特化したリハビリテーションの内容について講義を行っております。

作業療法士:
日常生活での気づき、フレイルについて

看護助手向け研修会

病棟にて患者様の介助をする場面が多い看護助手向けに、安全な介助が行えるようにそれぞれの専門分野で定期的に集合研修を行っています。

理学療法士・作業療法士:
移乗動作・更衣動作の介助方法を指導
言語聴覚士:
食事介助・口腔ケアの指導

院内活動(他施設との多職種連携)

合同カンファレンス

退院前に、患者様(ご家族)、介護支援専門員、退院後に関わる事業所等に参加して頂き、退院後の生活について利用可能な介護サービス等の調整を話し合うカンファレンスを実施しています。当院からは社会福祉士、在宅復帰支援担当看護師、病棟看護師、リハビリ担当者などが参加し、入院中の患者様の様子について報告しています。必要に応じて、現在のリハビリ状況(患者様の動作)を実際に見学してもらいながら話し合いを進めることもあります。

院外活動(活動報告)

介護予防キャラバン

毎年9月下旬の土曜日に、古河ふれあい広場にて開催される介護予防キャラバンに参加し、地域の皆様と交流を図っています。

地域リハビリテーション支援事業

2018年より地域リハビリテーションにて、古河市のシルバーリハビリ体操指導士の方々、地域の皆様と一緒に体力測定のお手伝いをさせていただいております。

新人症例検討会

茨城県理学療法士会と古河・筑西のリハビリを支える会が年1回主催して、新人症例検討会を開催しています。ブロック会員の新人を中心に演題発表をしていただき、諸先輩の皆様と活発的な意見交換を実施しています。

IBAT活動(現場活動)

当院では、茨城県アスレティックトレーナー協議会(IBAT)のトレーナーの試験に2名が合格し、県内におけるスポーツ事業のサポート活動をしています。(ベーシックトレーナー1名、アドバンストトレーナー1名在中)

  • 第36回つくばマラソン救護活動
    2016年11月19日(土)20日(日) @筑波大学陸上競技場他
    派遣者:荒井秀行(PT)
  • 東日本U15ラグビー救護活動
    2017年3月19日(日) @ケーズデンキスタジアム水戸
    派遣者:荒井秀行(PT)
  • 運動器検診
    2017年6月5日(月) @つくば市立春日学園義務教育学校
    派遣者:荒井秀行(PT)
  • 第72回国体関東ブロック少年女子バスケットボール現場帯同
    2017年8月19日(土) @高崎アリーナ
    派遣者:上野伶奈(PT)
  • 茨城国体少年、U17日本代表ラグビー現場帯同
    2017年8月22日(火) @筑波大学ラグビー場
    派遣者:荒井秀行(PT)
  • 神栖テニスリハーサル大会現場帯同
    2018年7月28日(土) @神栖市海浜運動公園
    派遣者:上野伶奈(PT)
  • 第91回関東陸上競技選手権大会救護活動
    2018年8月26日(日) @笠松運動公園陸上競技場
    派遣者:上野伶奈(PT)

所属学会

日本理学療法士協会、作業療法士協会、言語聴覚士協会、茨城県理学療法士学会、作業療法士学会、言語聴覚士学会、日本呼吸ケアリハビリテーション学会、心臓リハビリテーション学会、摂食嚥下リハビリテーション学会 等

学会発表

第24回 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会学術集会
 2014年10月24日、25日

ホテル日航奈良(奈良県)にて行われた学会に参加し、演題発表をしてきました。当学会は医師・看護師・リハスタッフ等多職種の参加があり、シンポジウムやワークショップなどから多くの知見が得られました。


【タイトル】当院の呼吸ケアサポートチームにおける理学療法士のかかわり
【筆頭演者】荒井秀行(PT)

第25回 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会学術集会
 2015年10月15日、16日

東京ベイ舞浜ホテル(千葉県)にて行われた学会に参加し、演題発表をしてきました。


【タイトル】COPD患者の左大腿骨頸部骨折術後,呼吸リハビリテーションと薬物療法の併用によりADL改善に有効であった症例
【筆頭演者】荒井秀行(PT)

第20回茨城県理学療法士学会
 2016年7月24日

茨城県総合福祉会館にて行われた学会で、教育講演の講師として参加してきました。当院におけるRSTの取り組みと理学療法士の役割、チーム医療として質を向上させるための課題について講義しました。


【テーマ】RSTにおける理学療法士の役割
【教育講演講師】荒井秀行(PT)

第52回栄養サポート研究会
 2016年7月23日(土)

独立行政法人国立病院機構霞ヶ浦医療センターにて開催された栄養サポート研究会に参加し、演題発表をしてきました。症例発表を継続して行い、日々の臨床に活かしていければと思います。


【タイトル】早期リハビリテーションにより経口摂取可能となり、栄養状態が改善した症例
【筆頭演者】生沼涼子(ST)

第21回茨城県理学療法士学会
 2017年7月30日

つくば国際大学第1キャンパスにて行われた学会に参加し、演題発表をしてきました。今回学会準備委員としてもお手伝いさせていただき、ブロック会員の皆様と協力しながら貴重な経験が出来ました。


【タイトル】極めて高度な骨粗鬆症を呈し病的骨折を起こして発見された多発性骨髄腫に対する理学療法の一例
【筆頭演者】荒井秀行(PT)
【タイトル】当院の地域包括ケア病棟における連携の現状と課題~多職種協働と地域連携に向けて~
【筆頭演者】野本理恵(PT)

第27回 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会学術集会
 2017年11月17日、18日

仙台国際センター(宮城)にて行われた学会に参加し、当院から呼吸器リハビリテーション、呼吸理学療法に関する内容で、2演題学会発表を行ってきました。


【タイトル】大腸穿孔汎発性腹膜炎により敗血症性ショックをきたした上行結腸癌術後,多職種協同にて離床を進めることが出来た一症例
【筆頭演者】荒井秀行(PT)
【タイトル】高度肥満により拘束性換気障害を呈した右大腿切断患者の一症例
【筆頭演者】藤沼幹典(PT)

第37回関東甲信越ブロック理学療法士学会
 2018年9月29日、30日

栃木県総合文化センターにて行われた学会に参加し、演題発表をしてきました。


【タイトル】RSTにおける呼吸ケアの質向上に向けた活動と呼吸リハビリテーションの現状
【筆頭演者】荒井秀行(PT)

第22回茨城県理学療法士学会
 2018年10月14日

茨城県立医療大学にて行われた学会に参加し、演題発表をしてきました。


【タイトル】当院における大腿骨近位部骨折県西地域連携パス使用患者の転院状況と回復期病院との連携
【筆頭演者】荒井秀行(PT)

第7回日本理学療法教育学会学術大会・第1回日本理学療法管理部門研究会
 2018年11月3日、4日

兵庫医療大学(神戸)にて開催されました日本理学療法学術大会(教育管理分科学会)に参加し、教育・管理の必要性やマネジメント方法、今後の展望などについて学んできました。今回はじめて日本理学療法学術大会(教育管理分科会)の演題登録にも採択され、学会発表(口述)を行ってきました。日本全国の理学療法学科養成校や所属施設での教育、管理に関する取り組みや工夫、研究内容などを聴講し、臨床教育や職場管理について大変勉強になった2日間でした。管理部門では、診療実績管理の効率化や時間調査における労務管理、患者満足度、職員満足度、育休者に対する体制などを見える化(数量化)し、その指標をPDCAサイクルに沿って評価して、継続的改善を図ることが、職場管理には重要であると感じました。今回の学会発表および参加して学んだ経験を部署に還元しながら、職場管理に努めたいと思います。


【タイトル】当院の要介護被保険者に対する目標設定等支援・管理シートの運用と多職種連携における課題
【筆頭演者】荒井秀行(PT)

第11回茨城県作業療法士学会
 2019年2月17日

茨城県立医療大学にて行われた学会に参加し、演題発表をしてきました。


【タイトル】トイレ動作の介助量軽減を目指した一例~恐怖心の軽減と下衣操作に着目して~
【発表者】松本皐月(OT)

第38回関東甲信越ブロック理学療法士学会
 2019年10月26日、27日

ベイシア文化ホール(群馬)にて行われた学会に参加し、演題発表をしてきました。


【タイトル】当院の人工呼吸器装着患者における呼吸リハビリテーションの現状と課題
【筆頭演者】荒井秀行(PT)

第6回日本呼吸理学療法学会学術大会
 2019年11月10日

ウインク愛知にて開催されました日本呼吸理学療法学会学術大会に参加し、演題発表を行ってきました。呼吸理学療法を実施する上で、フィジカルアセスメントの重要性を再認識しました。急性期という状態の変動が激しい中、気づくか気づかないかという点は大きな違いであるため、全身を適切に評価できるよう、注意深く実施していく必要があります。また、「身体活動性」は、COPD、間質性肺炎ともに、予後予測因子として重要な項目となっているため、他職種と連携し、早期離床、離床時間の延長が重要であると感じました。


【タイトル】Crohn病による多発大腸穿孔からSIRS発症後,人工呼吸器離脱プロトコル使用にて早期離脱および早期リハ介入により独歩自立で自宅退院した一症例
【筆頭演者】荒井秀行(PT)
【共同演者】牟田圭佑(PT)

第29回 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会学術集会
 2019年11月11日,12日

名古屋国際会議場(愛知)にて行われた学会に参加し、演題発表をしてきました。本学会を通して、早期離床の重要性を再認識しました。早期離床はポジティブなエビデンスだけでなく、ネガティブなエビデンスも報告されています。長期臥床に伴う廃用や認知機能の低下は、機能・能力向上に難渋するだけでなく、ICU退室および退院後も影響すると言われています。身体機能・能力を早期に回復し、退院を目指すためにも、プロトコルやバンドルなど、「仕組み化」されたものを各々の診療科や部門で使用するのではなく、多職種で共有し協力し合う必要性があると考えます。多職種間で連携を図るためにも、また患者様に適切なアプローチを実施するためにも、自らの専門性を十分発揮できるよう今後も自己研鑽を続けていきたいと思います。(報告者:牟田圭佑)


【タイトル】呼吸療法に関する医療マネジメントでの呼吸ケアサポートチームの役割
【筆頭演者】荒井秀行(PT)
【共同演者】牟田圭佑(PT)

学生実習の受け入れ

目白大学、アール医療福祉専門学校、千葉・柏リハビリテーション学院、つくば国際大学、帝京科学大学、日本保健医療大学から総合実習、評価実習を受け入れています。

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