医療機能連携協定を締結しました

沖縄県の「かりゆし病院」と「友愛記念病院(当院)」において医療機能連携協定を締結致しました。
■目的
双方の医療機関において質の高い医療環境を確保することで、地域住民に適切な医療を提供することを目的としております。
■協定内容
  1. 情報交換等による医療技術の向上
  2. 人事交流等を通じた人材育成
  3. 災害時における相互協力・支援
連携協定締結式
(左から 加藤院長、橋本院長)

この文章は平成29年7月に発行された病院広報誌50号に書いた文章です。

石垣、「かりゆし病院」との連携協定

院長 加藤 奨一

石垣市は、日本列島の最南西端に位置し、那覇市から約410km、東京とは約1,950km、台湾とは約280kmの距離に位置しています。石垣市はl市2町、10の有人島からなる八重山諸島の拠点であり、沖縄県第3位(約222km2)の面積を有する石垣島と今話題の尖閣諸島で構成されています。

国勢調査によると、平成27年10月1日現在の人口は47,660人で平成22年に比べ738人増加しています。平成25年3月に新石垣空港が開港し、羽田空港からの直行便が往復1日4便ずつ航行するようになり、観光客が増加しただけでなく、転入者も増加しているそうです。

石垣の病院医療は、沖縄県立八重山病院、石垣島徳洲会病院と「かりゆし病院」という民間病院が支えています。
友愛記念病院には過去に石垣出身の看護師さんが5人働いており、そのうちの2人が現在「かりゆし病院」に勤務しています。その縁で、5年ほど前から、内視鏡検査のお手伝いに消化器科の医師が時々行っていました。

今年1月31日、かりゆし病院長の橋本孝来先生が友愛記念病院を訪問されました。長崎大学のご卒業ですが、私と卒業年が同じで意気投合し、「せっかくですから、この際、病院同士で連携協定を結びましょう」という話になりました。
5月19日に私と奥村事務統括部長が石垣を訪問し、かりゆし病院内で連携協定締結式を執り行いました。この連携協定締結式は夕方に行われましたが、地元の新聞の翌朝の朝刊に大きく取り上げられ、2誌にさっそくカラー写真入りでこの記事が載りました。

これも“ご縁”ですので、今後は医師だけでなく看護師やコメディカル、事務職などのさまざまな職種でも行き来し、情報交換や研修を行っていきたいと思っています。


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