診療科案内 -緩和ケア科-

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解説

緩和ケアとは、主に悪性腫瘍(がん)の患者さんの、身体のつらい症状、お気持ちのつらい症状など、様々な苦痛を和らげるため、専門のスタッフが、それに適した環境の中で行う治療・ケアのことです。また、患者さんだけでなく、ご家族の方へのケアも大切な役割と考えています。

病気によって生じる身体の様々な症状(痛み、食欲低下、倦怠感、呼吸困難など)を軽減するための治療を積極的に行い、また、患者さんとご家族の不安・悩み・心配事など、様々なお気持ちのつらさも軽減できるよう、多職種のスタッフで、チームとして関わり、支援いたします。

緩和ケア科では、がんとたたかう治療(手術・抗がん剤治療、放射線療法)は行いません。また、患者さんの苦痛となるような延命措置(心臓マッサージ、人工呼吸器の使用など)も行いません。がんとともに生きていく中で、患者さんとご家族が、できるだけ苦痛のない毎日が過ごせて、ご自分らしい時間を手に入れるための支援をすることが緩和ケア科の治療目標です。 当院では平成26年8月より、13床の個室(個室料なし)と1床の特別室【1日12,000円※別途消費税がかかります】計14床の独立した緩和ケア病棟を設置しました。

当院の緩和ケア病棟では、専従の緩和ケア科をはじめ、他科専門医、看護師、薬剤師、理学療法士、医療相談員、ボランティアの方など、多くのスタッフによって、チーム医療で、患者さんとご家族の望まれる生活が実現できるよう支援をしていきます。

緩和ケア科外来(月・金曜日午後)

  • 緩和ケア病棟退院後の再診の方
  • 現在かかりつけの病院・診療科が主科で、緩和ケア科ご希望の方は、併診で対応いたします。
    (主治医は現在かかりつけの病院・診療科の医師です。)

以上の患者さんを対象としております。
※他病院からのご紹介で、当院緩和ケア科が主治医となっての外来通院治療はお受けしておりませんので、ご了承下さい

入院相談外来

  • 緩和ケア病棟に入院希望の新規の患者さんにつきましては、緩和ケア病棟に入院を希望される方の入院相談外来となっております。
    入院相談外来は、現在かかりつけの病院の相談支援・医療福祉相談担当のソーシャルワーカーからがん相談支援センターにご連絡いただき、申し込み面談日の日程を調整いたします。(基本的には、水・木曜日の午後を予定しています。)

    ご連絡先:当院がん相談支援センター(病院代表:0280-97-3000)

    受診の際は、主治医の先生からの紹介状をご持参下さい。 受診は、御家族の方だけでも結構です。

    入院相談後、入院会議で入院の可否を協議したのち、緩和ケア病棟のベッドに空床がでましたら、ご連絡いたします。
    入院可能となるまでの間の治療につきましては、緊急対応も含め、かかりつけの病院・主治医の元でお願いいたします。

医師紹介(常勤医)

<氏  名>
萩原 信悟(はぎわら しんご)
<出身大学>
獨協医科大学医学部 平成14年卒
獨協医科大学大学院 平成20年卒
<略  歴>
平成30年 4月:友愛記念病院緩和ケア科医長 就任
<資  格>
  • 医学博士
  • 日本緩和医療学会 緩和医療専門医
  • 日本緩和医療学会 認定研修施設 指導管理責任者
  • 日本外科学会 外科専門医
  • JBCT 日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
  • 厚生労働省委託事業 人生の最終段階における医療体制整備事業
    患者の意向を尊重した意志決定相談員 修了

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